2次会体験談
ビールでも飲んでいかんかいワレ
二次会の思い出というと、私自身の結婚式の二次会のものが、良くも悪くも印象に残っています。
会場は東京都の都心からそう遠くない居酒屋でした。当然ながら、幹事は私新郎と新婦共通の友人に頼んでいたのですが、登場シーンだけは私たちのオリジナリティーを出したかったので、自分たちで計画して準備していました。その登場シーンというのは、私がビールサーバーを背負って、参列者にサービスして回るというものです。そのときのBGMは、関西の40代以上の方ならご存じの、「河内のオッサンの歌」です。その歌詞に、「ひさしぶりやんけワレ」とか、「ビールでも飲んでいかんかいワレ」というのがあるので、うってつけで、なかなか面白い演出だと、自画自賛していました。
ところが、当日のことです。私がBGM用のCDを用意しておくはずが、うっかり忘れていて、大ピンチ!
急に用意できるはずもなく、適当な曲をかけてお茶を濁し、とりあえずビールのサービスはしましたが、何か訳のわからないことになり、残念でした。このことを除けば和やかに会は進行して、新郎の私も結構飲んで、楽しく過ごせました。
ところが、最後にまた事件が。いい気分になっていた私は店のスタッフに、「料理がすごくまずかったので心配していたけど、今日のはどれもおいしかった。ありがとう」と、とんでもないことを言ってしまいました。なんでこんなことを言ったかというと、事前打ち合わせに幹事の1人と私たちの計3人でこの店に来て、下見がてら食事をしたのですが、それぞれ違うものを頼んで、ことごとくまずかったからです。このときのスタッフのなんとも言えない表情は忘れられない、と妻は言います。私は全く覚えていませんけどね。