2次会体験談
1か月半前に決まった二次会。友人の協力とアドバイスでどうにか乗り切る
生前、中国関係の研究職をしていた父が長袍(チャンパオ。中国の男性民族服。詰襟タイプでくるぶしまである丈の長い衣服)を着ている写真があり、それを見た夫が披露宴で着たいと言い出したのが悪夢の始まりでした。二人とも中国人でもないのに民族服を着るのは不適切な気がして、民族服姿の写真でウェルカムボードを作りました。しかし夫はゲストの前で着用することにこだわり、当初予定していなかった二次会をやることになりました。
問題の衣装はまず、父の遺品の長袍を母から借り、夫の身長に合わせて丈詰めに出しました。新婦側はチャイナドレスで美しく歩くコツが全く分からないので中華街でチャイナブラウス、長い房のついたピアス、スパンコールをあしらった靴を購入。雨の降る中、おいしそうなフード類に見向きもせず買い出しを済ませました。ウェルカムボードの写真はクロップド丈の黒パンツで撮影。二次会用にはシフォン素材の黒いロングスカートを用意しました。
招待状は気の利いたものを用意する時間もなく、官製往復はがきに招待文を書いた紙のコピーを張り付けて発送するというやっつけ仕事になりました。
受付は私の友人、司会は夫の友人に依頼。二人とも急なお願いだったのでかなり戸惑われました。特に受付を頼んだ友人には披露宴で新婦友人のスピーチまで頼んでいたので何だか申し訳なくなりましたが、いざ引き受けてくれると、段取りについて細かいところまで気づいて教えてくれて有り難さが身に染みました。司会をしてくれた方は、当日、写真もたくさん撮ってくれました。
会場は披露宴をするホテルの近くにある中華料理店を予約。準備期間も短かったので、基本的にはゲストにまったりと歓談して過ごしてもらうことにしました。マイクの使えないお店だったので、実家にあった中国土産のミニ銅鑼を借りてきて、司会が話す時は銅鑼を鳴らして注目を集めてもらいました。締めくくりにハズレナシのくじ引きをして、景品をお土産にしてもらいました。フリーズドライの中華スープや月餅を用意したところ、月餅の人気が高かったです。
かなり無理やりだった二次会でしたが、快く協力、参加してくれた友人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。